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SPA!という人が書いているブログのようなもの。主な内容は電波ですが、RPGツクールとか、ゲームの縛りプレイ(難度的なものではなく、嗜好的なもの)とか、やりたいことを適当に垂れ流しております。
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【ガンダムカードビルダー縛りプレイ】
 ルールはこちらを参照。
 
 小説版『ガンダム戦記』読了。なんだこの展開?!
 いろいろキャラクターの描写がゲーム版や夏元漫画版と違ってるのは良かったが、最強はまさかのあの人でした。おばさん。
 
 ……いやいや、話には聞いてたけどね。


【死亡フラグ成立相手】
 シン・マツナガ ← リド・テキサン・天才・テネス・ギャリー・ロンコウ・ベア・デンさん(MSV組キャラ)


・第24戦目~(2008/11/14)



【デッキ構成】
 前回と同様








#艦長
  ジェーン・コンティ
#隊長機 
  ジャン・リュック・デュバル/ドム・キャノン(複砲仕様)
  ショットガン/シールド(ST)
#2番機 
  デニム/ザクⅡ改
  ザク・マシンガン
#3番機 
  ジーン/ザクⅡFS型
  ザク・バズーカ

#コスト 700/700


【所持カード】









#予備カード
 キャラ(6/6)
   ガルマ・ザビ
   シン・マツナガ
 メカニック(5/5)
   ザクⅠ・スナイパー
   グリーンマカク(キャノン砲仕様)
 武器(6/10)
   試作ビーム・ライフル
   スパイク・シールド(ゲルググM)
 カスタム(4/5)
   操縦マニュアル
   定置迎撃
   予備弾倉
   ワイドレンジスコープ





***






「諸君らの活躍は耳にしている」
 ガルマ・ザビ大佐は、3人のMSパイロットに労いの言葉を述べた。

 地球・北米地区にあるジオン軍地球方面軍司令部に、第53独立機動戦隊の面々は招集されていた。最前線『S.T,ポイント』の防衛線はよく機能しており、連邦はこれを陥落すべしと陸戦型ガンダム・タイプのMSを複数投入してきたが、それはデュバル率いるMS部隊の奮戦により辛くも撃退された。
 その時に、運よくガルマ大佐の前線視察が重なり、彼らの戦功は司令部にも知れ渡ることになったのだ。

「君らの昇進に関して、折を見て姉上に打診するつもりだ。これからもジオンの栄光の為、奮迅してほしい」

 三人のパイロットは敬礼する。デニムなど、感動で目に涙を浮かべていた。

「ところでデュバル少佐、貴官は開戦前にMSのテストパイロットをしていたと聞くが?」
「はっ」
 デュバルにとっては誇りと屈辱の入り混じった時代のことである。くっと唇をかみしめた。ガルマはデュバルの様子に気づくこともなく、言葉を続けた。
「私はMSの重要性をよく理解しているつもりだが、まだまだ未熟だと思う。それに地球方面軍司令としてだけではなく、同時に一人の優れたMSパイロットとしてありたい。宜しければ、いずれ貴官の操縦を間近で学ばせて貰いたいのだが」

 ガルマ・ザビが、士官学校時代の友人、シャア・アズナブルをライバル視しているのは周知の事実だ。シャアはルウム戦役で5隻の戦艦を落した『赤い彗星』の異名を持つエースパイロットである。ガルマも負けじとニューヤーク降下作戦にてザクⅡFS型に搭乗したが、こちらは兵士の鼓舞にはなったものの、MSパイロットとしてはさしたる戦果を挙げることはできなかった。それがガルマの繊細なプライドを傷つけたのであろう。

 デュバルは、MSパイロットが促成栽培で育つものでないことを知っている。日々の訓練と、ある種の才能が必要なのだ。そして悲しいことにガルマ・ザビには、その両方の条件が満足に満たせているとは言い難いことも。
 それでも、デュバルは答えざるを得ない。
 
「光栄であります、ガルマ大佐。ご期待に沿えるように致しましょう」
 
 ザビ家の人間に気に入れられることは、出世への第一歩である。デュバル自身は階級や出世への興味をほとんど持たない人種であったが、彼がかつて賭けた『夢』を取り戻すチャンスがあるのならば、それを利用することを厭わないつもりでいた。


「ところで、少佐は何と言う機体のテストをしていたのか?」
「……『EMS-04』と呼ばれた機体です。遺憾ながら、制式採用には至りませんでした」
 一呼吸置いた後、デュバルは絞るような声で答えた。ガルマは前髪をいじりながら、しばらく記憶を手繰るような素振りを見せたが、数年も前に制式化競争に敗れた機体のことなど知りはしないのだろう。
「ふむ。公国の兵器に関しては、例えプロトタイプであっても熟知していたつもりだったが、どうやら私の勉強不足のようだな」
 気まずい空気が部屋に流れ、デュバルとガルマは沈黙した。それに割って入ったのは、部屋の外に居る司令部の側近の声だった。

「ガルマ様、宜しいですか?」
「入れ」
 ガルマは応えた。ドアが開き、側近が入ってくる。部屋の中にいた見知らぬ3人の男を気にした様子だったが、ガルマは「構わん」と合図した。

「宇宙攻撃軍のドズル閣下より、物資の補給と増援のご連絡です」
 側近は書類をガルマに手渡した。ガルマはそれを一読する。
「この、『白狼』の特別警護とは何だ?」
「はっ。ドズル閣下の命令で、シン・マツナガ大尉と最新鋭機をガルマ様の直衛として派遣するとのことです」
 
 なるほど、家族思いで知られるドズル・ザビ中将らしい考えだ。デュバルは思った。
 シン・マツナガ大尉はエースパイロットとしては珍しく守りに長ける人物と称される。彼ならばそれほどガルマのプライドを刺激しないで済むだろう。ガルマも性根の優しい兄の意を組んだのか、特に反発することなく『白狼の護衛』を受け入れた様子だった。


「それと、こちらは……」
 側近が再びデュバルたちの方を見て、言いよどむ。
「彼らは勇敢で信頼に足るジオンの戦士である。続けろ」
 ガルマの純粋さに、デュバルは好感を持った。しかしこれは部隊の司令官の器としてはどうなのか。デュバルにその判断は下せなかったが、このお人好しで世間知らずのザビ家末子には、人の心に潜む闇を見出せないことだけは確かだった。

「はっ、例の三軍共同作戦に関しての暗号なのですが……」
 ガルマが顔を強張らせるのがわかった。


「――『蛇は放たれた』――、とのことです」





【戦闘内容】

#11月14日(於:アフリカ戦線)

#24戦目 対戦相手
  パワード・ジム
  陸戦型ガンダム(砂漠戦仕様)
 対戦結果『勝利』

#25戦目 対戦相手
  パワード・ジム
  陸戦型ガンダム(砂漠戦仕様)
 対戦結果『敗北』


#11月15日(於:グレートキャニオン)

#26戦目 対戦相手
ガンダム(アムロ・レイ専用機)<¥<アムロ・レイ(心眼)搭乗>
  アクアジム(ハンドアンカー仕様)
 対戦結果『完勝』

#27戦目 対戦相手
  ガンダムEz8







  陸戦型ガンダム(ウェポンラック仕様)
対戦結果『局地的勝利』




***

 一方、その頃。
 総帥府のジェーン・コンティ大尉は、『S.T.ポイント』での存在感を確実に増していた。第53独立機動戦隊の隊長はジャン・リュック・デュバル少佐ではあるが、実質なところの指揮官はジェーンに移りつつある。原因として、命令伝達がまず総帥府の人間であるジェーンを通してから行われるということもあったが、それだけではない。

 彼女の手腕は後方の補給物資確保から、遭遇戦闘時のMSオペレーティング、更には作戦立案など多岐に渡って如何なく発揮された。
 それでいて彼女はいつも汗ひとつかかず、何より失敗を犯さない。前線の兵士にしてみれば総帥府の人間など、椅子で尻を磨くようなデスクワークするだけの集団だと思われていたが、ジェーン・コンティは彼らの評価を一変させるに値する人物だった。
 ジェーンは今や第53独立機動戦隊のみならず、『S.T.ポイント』に駐留するいくつかの部隊を掌握したと言っても過言ではない。
   
 その美貌の才媛に、『アーント・コンティ(コンティおばさん)』などと言う、いささか実年齢とは不適切な渾名がつけられたのは、欠点の見当らない彼女に対するちょっとしたあてつけなのだろうか。
「ウワサじゃ、ズゴックに乗ってジムのコックピットをぶち抜いたんだってよ」
 誰が言い出したのか、このよう流言が広まるのも無理からぬことであった。
 もっともジェーン本人は噂の出元を把握していたので、彼女の気分しだいでは初めに言い出した者に制裁を加えることもできた。それをしないのは、報復したところで、彼女にとって利になることではないからである。

 何より、ジェーンにとって、もっと報復すべき人種は別のところにいるのだ。


 


 
 ジェーン・コンティ大尉とダグラス・ローデンMS特務遊撃部隊司令は、『S.T.ポイント』に飛来してきた連絡機の中の一室にいた。
「上手くやってるようだナ」
「生きるために、必死なだけです。外人部隊と同じことです」
 ジェーン・コンティはダブル・スパイである。総帥府から派遣された彼女にとって、本来の任務とはダグラスの監視だ。しかしジェーンの忠誠はザビ家などに無く、むしろザビ家に疎まれている司令に肩入れする立場となっていた。

「報告は聞いたよ。やはりあの蒼いMSは、引かれあうのだな」
「はい。司令が危惧されていた通り、『EXAM』は単なるMSの性能向上OSとは言えない代物のようです。現状我がジオン側で確認されている、稼働状況下にあるEXAM搭載MSは、『イフリート改』のみですが……」
「あまり、状況は芳しくないのかね?」
「この北米地区においても『EXAM』のサンプルがいくつか出回っておりました。また、連邦軍のMSにも搭載されているものが複数機、生産されているようです」
 それを聞いて、やや沈黙するダグラス。
「クルスト博士め、あのようなものを戦場にばら撒いて、一体何を企んでいるのか……」
「事は重大です。兵士を戦闘マシーンに作り変えるなど、人道に反します。即刻、フラナガン機関を糾弾すべきではないでしょうか」
 珍しくジェーン・コンティは感情を露にした。
「私も同感だが、それでもEXAMの性能は君の知ってのとおりだ。クルスト博士が亡命した今、軍部にはそれを抑止するつもりもあるまい」
「ですが!」
「クルスト博士の件に関しては、こちらで処理したい。できることなら、血に飢えたニムバス・シュターゼンが嗅ぎつけてくる前にな。君は引き続き、現地での情報収集と第53独立機動戦隊の支援を頼む」
「……かしこまりました」
 自分の任務を言い渡される、ということはこれ以上議論の余地がないということであった。ジェーンはすぐにいつもの『総帥府の人間』の表情に戻る。


「ところで、もう少し私への監視を厳しくしたほうがいいぞ。」
「なぜでしょう?」
「キシリア機関の諜報員が地球に降りてきている。考えられる理由はいくつかあるが」
 突撃機動軍総司令キシリア・ザビ直属の親衛隊たち。彼らはジオンの中で最大の諜報組織でもある。

「先ほど我らが入手した暗号によると――蛇は放たれた――とのことだ。作戦行動中のガトー大尉が持ち帰るもの如何によっては、キシリア機関が先手を打って『それ』の確保に動くのも考えられないことではない」
 
 
 
***
 
 デュバルたちが『S.T.ポイント』に帰還すると、即座に地球方面軍司令部より極秘の出撃任務が下された。
 この作戦はジオンの三軍による共同作戦で、総轄は総帥府が行うという。具体的な作戦行動に関しては、「連邦軍基地の攻撃」とだけしか伝えられなかった。
 
「なんで、ただの基地襲撃が総帥府の特命なんですかい」
 ジーン軍曹の疑問はもっともだ。
「今回の作戦に関しては、私も何も知らされていない。聞けるものならコンティ大尉に聞くことだ」
 しかしデュバルはジーンを冷たく突き放した。今回の作戦は作戦開始時刻から目標ターゲット選定、更には作戦変更や撤退の合図など、すべてが総帥府のジェーン・コンティ大尉の指示の元で行うことが厳命されていた。彼女の手のひらで踊らされるのは癪だが――デュバルの想像以上にこれは重要な任務なのだろう。ただでさえ仲違いの激しいジオンの三軍が共同作戦をとるなど、前代未聞である。

 ――もしや、失敗することが前提の作戦ではなかろうか。

 デュバルの懸念はもっともだった。ガルマ大佐の目にかけられたとは言え、しょせん第53機動戦隊は『はみ出し者部隊』に過ぎない。使い捨てにはうってつけと言う訳だ。

 それでも、デュバルたち兵士に戦いを拒否することは許されない。ドム・キャノンの全てのシステムが良好に稼動していることを確認すると、彼は部隊の面々に声をかけた。
「我が隊はこれより移動を開始する。なお、今回の作戦指示はすべてコンティ大尉に全権がある。各自、コンティ大尉の指揮車両とは通信回線を常時繋いでおくように」
 言っては見たものの、ジーン軍曹の命令違反は想定内のことだし、ベテラン兵のデニムも時と場合によっては逸脱した行為を取ることがある。かくいうデュバル自身ですら、どちらかというとスタンドプレーで実力を発揮するほうだ。

「少佐、たとえ敵MSに不意打ちを喰らった場合でも、大尉の指示がない限り発砲はできないと言うことですか?」
 ジーンが『角付き』のコックピットの中から、不服そうな声を漏らした。
「大尉のご機嫌さえよければ、軍法会議だけは受けさせてもらえるだろうよ。あまり私に手間をかけさせないでくれたまえ」
 

 時は深夜、ジオン最前線基地『S.Tポイント』から3機のMSと――これまた誰が名づけたのか――コードネーム『アーント・コンティ』と呼称される1台の前線指揮車両が出撃した。
 




【ピロー開封】×4






[HG]ジオンキャラ  ニムバス・シュターゼン<pass
[C]連邦キャラ   ジョブ・ジョン
[C]ジオンキャラ  マルティン・プロホノウ<pass
[U]連邦武器    シールド(ガンダム4・5号機)
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