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SPA!という人が書いているブログのようなもの。主な内容は電波ですが、RPGツクールとか、ゲームの縛りプレイ(難度的なものではなく、嗜好的なもの)とか、やりたいことを適当に垂れ流しております。
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【ガンダムカードビルダー縛りプレイ】
 ・ルール
 ・目次

 ここからがmixi掲載の続き。
 
 哀しみを乗り越えて!
 

 ・第33戦目~(2008/11/19)



***

――『蛇は卵を入手セリ』――
 ガウ攻撃空母の中は、作戦の成功と『ガンダム』撃破の報せに沸き立っていた。

 ガウに座乗する地球方面軍ガルマ・ザビ大佐も満足気であった。デュバルら第53独立機動戦隊を手駒に置いた自分の判断に、やはり誤りは無かったのだ。
 ガルマ率いる地球方面軍は、司令という立場こそガルマが担っているが、その実態は姉キシリア・ザビの突撃機動軍の一翼に過ぎない。ガルマにとってみれば、彼に与えられている多数の戦力は、言わば姉の借り物に等しい。しかし、ここに来てジオンの仇敵「白い奴」を墜とす人材を発掘できたことは喜ばしいことであった。部下の功績は、それを見出した上官の功績ともなる。それまでこれといった部下に恵まれなかったガルマにとって、優れたMSパイロットであるデュバルらの存在は確かに大きなものとなりつつあった。

 
「ガルマ様、『アーント・コンティ』より入電です」
 通信兵の報告に、ガルマは先を促すように告げた。
「防衛ラインを構築していた6機のMSのうち、敵MSとの交戦により3機のザクが大破。デニム曹長のザクも中破し行動不能とのことです」

 6機のMSのうち4機を失ったのは痛手であったが、白い悪魔を撃破した代償にしては安いものであった。
「連邦軍の追撃が終ったわけではない。敵の第二波が到達するまでに展開中のMS部隊を回収ポイントへ急がせろ」
 ガルマは命令した。回収ポイントではMSを搭載できる大型輸送機が待機しており、作戦終了後は速やかに撤収する手筈となっていた。

「敵航空機を多数確認! 後方の基地からスクランブルした模様です!」
 メインスクリーンのレーダーに敵を示す光点が表示される。それは次第に点から面に変わった。多数の敵編隊が雲霞のごとく押し寄せてきていた。
「残存部隊の回収状況はどうなっているか!」
「残りは『アーント・コンティ』の部隊のみです。回収完了まで、あと20分を予定しております」
 中破したザクⅡ改から負傷したデニム曹長を救出し、コンティ大尉の指揮車両へ搬送するために時間を取られてしまったのだ。

 解析班が、敵航空機の回収ポイントへの接敵時間を計算する。幸いにも敵軍の増援は比較的航行速度の遅い、フライ・マンタ攻撃機による編隊であった。しかしそれでも、MSは地球上で運用する限りは地上兵器でしかなく、機動力の面では航空戦力より遥かに劣っていた。
「このままでは撤退が完了する前に、敵機が回収ポイントに到達してしまいます」
 ガルマは悩んだ。第53独立機動戦隊を切り捨てれば済む話だが、『白い奴』を撃破せしめた部隊を失うことは、彼にとって大きな損失となるのは間違いなかった。そしてガルマは指揮官として「甘い」人間であり、部下を使い捨てることのできない人物であった。

「ガウを回頭させよ! ドップ隊は発進準備にかかれ。奮戦した我が軍の同胞を見捨てるわけにはゆかない」

 ガルマの命令に対し、ガウの搭乗員の多くは一様に難色を示した。兄ドズルが危惧していたように、ガルマの部下――というより地上に派兵されたジオン軍全体の兵士の士気と能力――はかなり問題があった。整備された環境に慣らされたスペースノイドにとっては、地球の自然環境は過酷なものであったし、死と隣り合わせの最前線に配属されるなど、一部の職業軍人や、戦功を欲する者、あるいは特別な嗜好を満たそうとする者を除けば皆無である。地上に降ろされたジオン軍兵士とは、出世街道に乗れなかったある種の落伍者たちであるという認識が、戦争が長引き疲弊の色が濃いジオン軍の内部にも広まりつつあった。
 
 だからこそ、ガルマは常に最前線で指揮を執らねばならなかった。少なくともザビ家の人間の指揮でなら、ほとんどの兵士は懸命に働こうとするからだ。

「連邦の軍勢に臆したのか! 貴様らそれでもジオンの兵か?!」
「ガルマ様、お待ちください」
 若きザビ家の男を諌めたのは『白狼』こと、シン・マツナガ大尉である。呼び止められたガルマは、今まさにガルマ専用のドップ戦闘機への搭乗を高らかに告げようとしたところだった。
「殿軍の役目、どうかこの白狼にお任せあれ」
 パーソナルカラーの白いパイロットスーツに身を包んだ客将は、有無を言わさぬといった表情でガルマを直視していた。

 ガルマは未だ、白狼の扱いを決めかねていた。兄ドズルにしてみればボディガードのようなものを期待しているのだろうが、彼と共に宇宙攻撃軍から受け渡された最新鋭MS群は、ガルマの手持ち戦力として確保しておきたくなるものだった。

「白狼、宇宙から降りたばかりの貴公には荷が重いのではないか?」
「まずは作戦の完全な成功を優先すべきでありましょう。ガトー大尉が持ち帰ったものが如何ようなものかは存じませぬが、この作戦は言わば前段階、今後の戦局を左右する作戦が次に続くものと推測されます。ならば大事の前の小事に、ガルマ様の御身に万一のことがあってはなりませぬ」
 マツナガの指摘は正鵠を射ている。現にこの作戦の真の意味を知る者は、ガルマのような司令官クラス以外にはいないはずだった。
「……確かに、貴公の言う通りだな。私は『卵』の移送に立ち会わねばならない。ガンダム撃破の報告に私自身も浮かれていたようだ」
 いつものくせで前髪をいじり、ガルマは冷静に返ったかのように振舞う。
「我らもガルマ様の下に参じて以来、日が浅く、未だ何一つ戦功を挙げておりませぬ。戦場は我ら武人にとって唯一の居場所であります。なにとぞ出撃の機会を!」

「わかった、マツナガ大尉。貴公らに残存部隊の救援を命じる」
「ご厚意に感謝いたします。マツナガの家名に恥じぬ戦いぶりをお見せいたしましょう」
 

 
 それからわずか数分後、ガウ攻撃空母からシン・マツナガと彼の部下が乗る3機のザクⅡ改が、それぞれド・ダイⅡに乗った状態で射出された。
 第53独立機動戦隊に先行配備され、バーナード・ワイズマン伍長によって実戦運用テストが行われていた『MS-06FZ』は、性能が認められ既に量産体勢が完了していた。そして統合整備計画の尖兵となって各地での運用が開始されつつあった。

 しかし他のタイプの機体はまだ実戦データが不足しており、マツナガ大尉の専用ゲルググ狙撃型も、重力下戦闘の仕様が確定していなかった。よって今回の出撃に関して、マツナガの乗る機体は独自のカスタマイズを施されていない一般兵用のザクⅡ改である。

 機体の色が白くないからといって、気合の入り方が変わる訳ではないが――マツナガは心残りがあった。白のパーソナルカラーはドズル中将から賜ったものであり、それを掲げて戦うことが彼の誇りと忠誠の証であった。
 しかし、今や彼はガルマ大佐の直衛であり、その任務の為にはガルマ大佐本人からの信任を得られなければならない。そしてガルマを守ることこそが、ドズル中将への忠義である。
 
 連邦軍の機影が、赤みを帯び始めた空に黒点となって映り始めた。
――連邦軍の送り狼は、白狼がお相手しよう。
「ド・ダイは離脱後、本隊へ帰還せよ。我々は第53独立機動戦隊と合流後、回収ポイントへ向かう!」
 3機のザク改は重力に導かれるまま、大地へと降り立った。
 




【デッキ構成】






#艦長
  ジェーン・コンティ
#隊長機 
  ジャン・リュック・デュバル/ドム・キャノン(複砲仕様)
  試作ビーム・ライフル/シールド(ST)/定置迎撃
#2番機 
  シン・マツナガ/ザクⅡ改
  ショットガン/予備弾倉

#コスト 690/700


【所持カード】







#予備カード
 キャラ(5/6)
   ガルマ・ザビ
   デニム
 メカニック(4/5)
   ザクⅠ・スナイパー
   陸戦型ザクⅡ(フェンリル隊仕様)
 武器(5/10)
   ザク・マシンガン
   スパイク・シールド(ゲルググM)
 カスタム(4/5)
   操縦マニュアル
   ワイドレンジスコープ






【戦闘内容】

#11月19日(於:リボー・コロニー森林エリア)

#33戦目 対戦相手(シミュレータ)
  ジム・ライトアーマー(ビームジャベリン仕様)
 対戦結果『完勝』

#34戦目 対戦相手(シミュレータ)
  ゲルググキャノン
  ザクⅡ改
 対戦結果『完勝』

#35戦目 対戦相手
  ガンダム試作2号機(MLRS仕様)
  ジム(WD隊仕様)
 対戦結果『完敗』




***

 『白狼』ことシン・マツナガ大尉たちの救援によって、デュバルら第53独立機動戦隊は窮地からの生還を果たした。
 
 しかし、その損耗は部隊設立以来かつてなく激しいものとなった。MSパイロットのジーン軍曹は戦死し、またデニム曹長も決して浅くは無い傷を負った。
 そもそも部隊の唯一ともいえる主戦力のMSは、もはやドム・キャノン1機だけである。これはもはや小隊戦力として計上できるものではない。
  
 それでも、総帥府所属のジェーン・コンティ大尉は、彼らに次なる作戦への参加命令を伝えた。仲間を失い疲弊しきっている部隊に追い討ちをかけるのも、それは彼女の仕事のうちなのだ。


 輸送機は仮設の補給基地に降り立ち、夜通しで搭載していた部隊に最低限の補給を行っていた。その基地の一角で、険悪な雰囲気を醸し出しているのは、ジャン・リュック・デュバル少佐とジェーン・コンティ大尉である。




   



「コードネーム『バルフィッシュ』をアラスカ基地のHLVにて打ち上げます。我々の任務は、打上が成功するまでHLV発射施設を防衛することにあります」
「コンティ大尉、下手な冗談はよしたまえ。我々、いや今となっては私のドム・キャノン1機だけで基地を防衛できるとでも思っているのか?」
「ガルマ様の命により、『白狼』の部隊も基地防衛に参加いたします。しかし今回の作戦は前回以上に機密とされていますので、それ以上の戦力投入は見込めません」
「また機密、また特命か」
 デュバルはわざとらしいため息をついた。
「もっとも、キャリフォルニア・ニューヤーク以北は完全なジオンの勢力圏内です。アラスカのような僻地には、連邦軍の襲撃もほぼあり得ないと思われます。今回の作戦に我々が召集されたのは、ガルマ大佐の特別な計らいである、と私は理解しております」
 コンティ大尉は同情するような眼差しでデュバルを見つめた。それが酷く不愉快に感じ、デュバルはしばらくジェーンと目を合わせようとしなかった。

 しかし、突然思い出したことがあって、デュバルは口を開いた。
「そういえば、あの陸戦型ザクはどうしたのか? 『JC01』は我らと共に輸送機で帰還したはずだが」
 ジェーンは、やけに間を置いてデュバルに返答した。
「それが……妙なのです」
「どういうことかね」
「あの陸戦型ザクは、現在第53独立機動戦隊の所属として登録されています。現在整備班がメンテナンスを行っている最中です」
「補充戦力ということか。部下を失ったばかりだと言うのに、それは喜ばしいことだな」
 デュバルの半ば投げ遣りな口調に、ジェーンの端正な顔が一瞬だけ歪んだ。
「ええ、装備面で言えばそうなりますわ」
 すぐに表情は戻りいつものジェーン・コンティ大尉に戻るが、彼女の遠まわしな言い方にデュバルは訝しんだ。

「ここから先は私も知りえなかった情報なのですが、あの3機のザクは、『GP02』奪取作戦前に我が部隊へ配属される予定だったようです」
「補給支援が遅れるのはいつものことだろう。むしろ予定通りに行った例のほうが少ないくらいだ」
 たとえば、部隊に配備されていない新型のゲルググ・タイプ用のシールドが補給物資として受給されたこともある。ジオン軍の補給線は伸びきっており、情報が錯綜して前線の部隊が満足のいく物資が受け取れないことは、残念ながら日常茶飯事であった。

「MSの配備を前倒しにして、後日そのパイロット要員をガルマ司令の選抜によって地球方面軍から調達する――手筈でした。しかし、実際に3機のMSには既にパイロットが乗り、先の作戦に参加しております」
「あの3機のザクの作戦参加は、君の想定外だったということかね?」
「仰るとおりです、少佐。更に言えば、コードネーム『JC01』と名乗るパイロットは、この補給基地に到着した後、誰もその存在を確認していないのです」
 もはやミステリーだ、とデュバルは一笑した。しかし補給基地に到着後、共に難局を乗り越えた『JC01』の姿をデュバルは探した末、ついに見つからなかったのも事実であった。だからジェーンに尋ねたのだ。

「いくら三軍の共同作戦で命令系統が迷走したとしても、我々は機密の作戦に従事したのだぞ。得体の知れぬどこぞの部隊が補給基地に紛れ込み、本来ならば我々が受領されるはずの機体を密かに入手して作戦に参加。事が済めばご丁寧に機体だけはちゃんと残していってくれた、そういうことなのかね?」
 ジェーンは頷くだけであった。

「地球方面軍のガルマ司令官には問い合わせたのか。連絡の行き違いというのもあるだろう」
「はい。ですが地球方面軍の司令部によれば、あの3機のザクは既に第53独立機動戦隊が運用しているという報告を、『JC01』から受けていたそうです」
 
「自分の知らないところで、物事が動くのはあまり気持ちのよいものではないな、大尉。だが総帥府の貴女は、一介のMSパイロットに過ぎない私などよりも、多くの事実関係を把握しておくべきである。この件は早急に解明を頼む」
「かしこまりました、少佐」


 基地に保管されているMSを盗むなど、容易とは思えない。しかし実際にバルフィッシュは連邦の基地から『GP02』の奪取に成功していたわけであるし、不可能であるとも言い切れない。
 もし『JC01』などと自称したパイロットが連邦のスパイであれば話は簡単なのだ。しかし、彼らは現に作戦に協力し、そして2機のザクをガンダムの攻撃で失っている。そのことから彼らは間違いなくジオン軍の者(或いは、連邦に敵対する者)なのだ。
 
 ――だとしたら、姿を消した理由が、まるで判らない。
 
 考えに煮詰まったデュバルは、基地の建物から出て星々が瞬く夜空を見上げた。
 

 地球で死んだジーンの魂は、いまだ重力に縛られ、この地球に留まったままなのか、それとも天へと登り大いなる宇宙の片隅へと昇華していったのか――ともかく散っていった部下の死を悼んだ。

 星の天幕はいつもと変わらぬ様子であった。
 しかし、その星々のどこかで、この一連の作戦の裏に潜む何かおぞましい意識が蠢いているような、そんな感覚に捉われたような気がして――
 
 実際に、そんな気がしただけであった。デュバルは夜の風に身を震わせた。
 
 

 

 翌朝の日の出とともに、デュバルらを乗せた輸送機はアラスカのHLV発射場へと飛び立つ。ジェーン・コンティ大尉はそれを仮設の補給基地から見送った。
 彼女には別の任務が与えられているのだ。




#ピロー開封×3







[R]ジオンメカ   ハイゴッグ(ジェット・パック仕様)<GET!
[U]ジオンメカ   ガンダム試作2号機(ビーム・バズーカ仕様)<GET!
[C]連邦武器    ビーム・ガン(ジム・コマンド)


#未開封ピロー×1
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