SPA!という人が書いているブログのようなもの。主な内容は電波ですが、RPGツクールとか、ゲームの縛りプレイ(難度的なものではなく、嗜好的なもの)とか、やりたいことを適当に垂れ流しております。
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※フトンにラノベ※
風邪引きが伸びて、結局会社を二日休んだ。休んでいる間は布団で寝ているか、気分のいい時は横になって、本棚の埃のカバーに覆われてしまった、中高生の時に読みふけったライトノベルなどを読んで過ごす。
・ある日、どこかのダンジョンで
・ドラゴンはダメよ
著名ゲームクリエーターのG・コスティキアンなる人物の小説(の和訳)だが、あいにく俺はその人名を知らない。
内容はいわゆる「一般的なTRPG」のパロディらしいが、知らなくてもクスリと笑える勢いがある。戦闘シーンなどの描写はかなり微妙な線(当時はやったラノベに比べると)だけれど、その独特なセンスはひねくれものの俺にクリーンヒットであった。
ちょっとしたあらすじを紹介する。
ある冒険者の一行は、ある洞窟でお宝を見つけだしたのはいいが、それは重さ1トンもある魔法の彫像。洞窟から持ち出すのは大変だわ、関税を通るのに一苦労するわ、その魔力を隠蔽するのは大変だわ・・・最終的にはこの持っているだけで厄介な代物を闇の国まで5000キロの距離を運ばなければいけないというとんでもクエストに発展する。
キャラクターの軽快さも良い。間違いなく世界は「暗黒の手勢」による危機を迎えているのだが、本作の主人公の弁によれば「ブランデーなめなめ世界を救えちゃおかしいか!」だ。このトンデモないギャップがいい。もはや無理やり世界の危機を救う羽目になった一般人の悲嘆である。
2作目の「ドラゴンはダメよ」のタイトルの由来は、パーティの一人が冒険の途中でドラゴンが出るのを嫌がったからだ。
「オークやトロール、バジリクスもけっこう。ゴブリン、ワイバーン、何でもこいだ。だけど、ドラゴンは出すな。わかったな? オレ、ドラゴンがダメなのよ。ユニコーンも苦手だけど、ドラゴンだけにしとくから。」
こう導き手の老魔法使い(ただしボケている!)に言うのだけれど、まるでテーブルトークのGMに注文をつけているような会話が、普通のファンタジー小説の中に自然と取り込まれてパロディとして活きてくる。こういうバカな会話を物語のタイトルにつけてくる。この良い意味でのバカさ加減が、もうね、たまらん。
全三部作。しかし1998年に2作目が出版されてから続刊の話は聞かない。個人的にはラノベで一番続きを読んでみたい作品なんだけど。
風邪引きが伸びて、結局会社を二日休んだ。休んでいる間は布団で寝ているか、気分のいい時は横になって、本棚の埃のカバーに覆われてしまった、中高生の時に読みふけったライトノベルなどを読んで過ごす。
・ある日、どこかのダンジョンで
・ドラゴンはダメよ
著名ゲームクリエーターのG・コスティキアンなる人物の小説(の和訳)だが、あいにく俺はその人名を知らない。
内容はいわゆる「一般的なTRPG」のパロディらしいが、知らなくてもクスリと笑える勢いがある。戦闘シーンなどの描写はかなり微妙な線(当時はやったラノベに比べると)だけれど、その独特なセンスはひねくれものの俺にクリーンヒットであった。
ちょっとしたあらすじを紹介する。
ある冒険者の一行は、ある洞窟でお宝を見つけだしたのはいいが、それは重さ1トンもある魔法の彫像。洞窟から持ち出すのは大変だわ、関税を通るのに一苦労するわ、その魔力を隠蔽するのは大変だわ・・・最終的にはこの持っているだけで厄介な代物を闇の国まで5000キロの距離を運ばなければいけないというとんでもクエストに発展する。
キャラクターの軽快さも良い。間違いなく世界は「暗黒の手勢」による危機を迎えているのだが、本作の主人公の弁によれば「ブランデーなめなめ世界を救えちゃおかしいか!」だ。このトンデモないギャップがいい。もはや無理やり世界の危機を救う羽目になった一般人の悲嘆である。
2作目の「ドラゴンはダメよ」のタイトルの由来は、パーティの一人が冒険の途中でドラゴンが出るのを嫌がったからだ。
「オークやトロール、バジリクスもけっこう。ゴブリン、ワイバーン、何でもこいだ。だけど、ドラゴンは出すな。わかったな? オレ、ドラゴンがダメなのよ。ユニコーンも苦手だけど、ドラゴンだけにしとくから。」
こう導き手の老魔法使い(ただしボケている!)に言うのだけれど、まるでテーブルトークのGMに注文をつけているような会話が、普通のファンタジー小説の中に自然と取り込まれてパロディとして活きてくる。こういうバカな会話を物語のタイトルにつけてくる。この良い意味でのバカさ加減が、もうね、たまらん。
全三部作。しかし1998年に2作目が出版されてから続刊の話は聞かない。個人的にはラノベで一番続きを読んでみたい作品なんだけど。
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