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SPA!という人が書いているブログのようなもの。主な内容は電波ですが、RPGツクールとか、ゲームの縛りプレイ(難度的なものではなく、嗜好的なもの)とか、やりたいことを適当に垂れ流しております。
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【読書感想文】
 夏休みの宿題の定番ですな。
 最後に書いたのは、高校1年の時か。
 
 クラス全員の感想文を読んだ現国の先生の"感想"は
 「あまり面白くなかったですなぁ」というものだった。
 
 確かにそうだ。
 少なくとも俺は、読書感想文とは
 なにか正解の「書き方」のテンプレートがあって、
 そのとおりに書くことで点数がもらえるものだと思っていたから。
 
 そして、読んだ本の大半が、当時の高校生にとっては、心を震わせるようなものではなく、よっぽど当時はやったライト・ノベルのほうがマシだったようにも思えた。

 
 「つまらん」という感想を押し殺して、あらすじ紹介にならないように気をつけながら、「おもしろかった」「感動した」「共感した」という、ありきたりな感想を少しずつ、陳腐な語彙を組み合わせながら、日本語の文章で、それっぽく組み立てていく作業。
 これは確かに苦痛でしかない。


 「感想文」という単語が、なにより気に入らない。
 感じるものが無ければ感想文なぞ書けやしない。
 
 かといってお題の作品を否定するような感想文を書くわけにもいかずだった。


 今になって、どういうことを書けば国語の先生の評価が得られたのか、気になり始めた。
 
 
 1+1=2 は正解。
 53+13=66 は正解
 円周率は 3.14(以下略)だったり、だいたい3で正解。

 
 では感想文の正解とはなんだったのか。
 そも、感想文に求められていたのはなんだったのか。
 
 
 まったくの謎だ。
 
 とりあえず、その手がかりを得るために
 「人生、宇宙、すべての答え」が記載されているという、『銀河ヒッチハイクガイド』を読みたくなった。
 
 友人らとの飲み会(しゃぶしゃぶ食べ放題飲み放題)の前にブックオフへ寄って、探すこと30分。求めていた本は棚の片隅に陳列されていた。

 作中のシチュエーションで、宇宙船から放り出されて30秒以内に別の宇宙船に救出される可能性として提示された「2の276709分乗分の1」よりかは、大変に希望的な確率だとは分かっていたが、その幸運に感謝しつつ俺はささやかな収穫を得て、友人らへの待ち合わせ場所へと向かった。
 
 
 その後の宴が大変なことになるとも知らずに。
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