SPA!という人が書いているブログのようなもの。主な内容は電波ですが、RPGツクールとか、ゲームの縛りプレイ(難度的なものではなく、嗜好的なもの)とか、やりたいことを適当に垂れ流しております。
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【ガンダムカードビルダー縛りプレイ】
ルールはこちらを参照。
【死亡フラグ成立相手】
ガルマ・ザビ ← シャア(キャスバル)/シャア専用機全般
← アムロ除くホワイトベース隊(ニューヤーク戦時)/ホワイトベース・ガンキャノン・ガンタンク
・第20戦目~(2008/11/11)
ルールはこちらを参照。
【死亡フラグ成立相手】
ガルマ・ザビ ← シャア(キャスバル)/シャア専用機全般
← アムロ除くホワイトベース隊(ニューヤーク戦時)/ホワイトベース・ガンキャノン・ガンタンク
・第20戦目~(2008/11/11)
【デッキ構成】
前回と同様
#艦長
ジェーン・コンティ
#隊長機
ジャン・リュック・デュバル/ドム・キャノン(複砲仕様)
ショットガン/シールド(ST)
#2番機
デニム/ザクⅡ改
ザク・マシンガン
#3番機
ジーン/ザクⅡFS型
ザク・バズーカ
#コスト 700/700
【所持カード】
#予備カード
キャラ(6/6)
ガルマ・ザビ
バーナード・ワイズマン(ST)
メカニック(5/5)
ドム・キャノン(複砲仕様)
グリーンマカク(キャノン砲仕様)
武器(6/10)
試作ビーム・ライフル
スパイク・シールド(ゲルググM)
カスタム(3/5)
定置迎撃
予備弾倉
ワイドレンジスコープ
***
【対戦結果】
#11月11日(於:テキサスコロニー)
#20戦目 対戦相手
ジム・キャノンⅡ
ジム・ブルーディスティニー
対戦結果『局地的敗北』
#21戦目 対戦相手
陸戦型ガンダム<アムロ・レイ(脱走)搭乗>
ガンダムEz8
対戦結果『勝利』
#11月12日(於:シアトル)
#22戦目 対戦相手(シミュレーター)
ガンダム試作2号機(BB装備仕様)
対戦結果『敗北』
#23戦目 対戦相手(シミュレーター)
ドム(黒い三連星専用機)
シャア専用ザク
対戦結果『局地的勝利』
***
「うぉぉぉぉおおッ!!」
ここは宇宙要塞ソロモン。宇宙攻撃軍司令ドズル・ザビ中将は、自分の咆哮で目を覚ました。
なんという悪夢か。愛する弟のガルマが、ジオン公国の栄光を叫びながら「木馬」に向かって特攻するなど。ガルマの乗るガウが、メガ粒子砲を受け爆散する、そのイメージが目蓋の奥に焼きついている。ドズルはかつてない哀しみに全身汗だくになっていた。
「あなた、どうなさいましたの?」
妃のゼナは泣いている愛娘、ミネバを抱えながら心配そうな顔でドズルを見つめる。
「……気にするな。少し夢を見ただけだ」
そうは言って見せたものの、ドズルの動揺は激しい。巨漢のドズルは特注のナイトガウンを羽織ると、机上の端末を使って彼の側近を呼び出した。ややあって、モニターにはいささか疲れた様子の士官が現れた。
「ドズル閣下、どうされましたか」
「地球方面軍について、何か新しい情報は入っておるか?」
「いえ。反・反攻作戦のため、ガルマ様が檄を飛ばし、戦力を北米地区に集結されているという情報からは、特に真新しい情報はございません」
「そうか、ならばいい」
ドズルは安堵した。モニターの向こうの士官は一瞬訝しげな表情をしていたが、それを慌てて隠す。迂闊な側近だ。
ドズル・ザビは決してニュータイプというあやふやな概念は信じていない。姉キシリアはフラナガン機関なるもの組織し、ニュータイプの軍事利用を実用化しようとしているらしいが、ドズルはそれをいかがわしいものだと決め付けていた。兵士たちの噂では、ニュータイプは敵の動きが読めたり、気配を感知できたりと超能力者まがいの連中だということらしい。
ドズルはニュータイプの自覚もないし、予知夢など信じない。ばかばかしいと一笑に付すドズルであったが、先の悪夢は彼に何とも言えぬ恐怖を植えつけた。
なぜあのような悪夢を見たのか。ドズルは考える。もしや自分の深層意識の中では、ガルマの危険を察知しているのではないだろうか、という不安が広がってくる。 ならば、その予測を覆すべく、ドズルは彼なりの理論に基づいて再考する必要があった。
だが、考えれば考えるほど不安材料はいくらでも出てくる。何しろガルマは連邦の攻撃を受ける最前線にいるのだ。ドズルは今すぐガルマを地球から呼び戻したい衝動に駆られた。しかしそれは地球に侵攻中のジオン軍全体の士気に関わることなので実現できないだろうし、何よりもガルマ本人が帰還を拒否するだろう。
そう、ガルマは見かけによらずプライドが強いのだ。兵を鼓舞するため、前線にドップ戦闘機で指揮に出ると言うことも伝えられている。ドズルの直感は、この忌まわしき夢はガルマの功名心に起因するものだと理解した。
ふとドズルはガルマ直属地球方面軍の配下や側近たちを思い出そうとしたが、ほとんどが小物で、すぐに名前も浮かんでは来ない。これは即ち、ガルマを見守り、自制させることのできる人物が傍に居ないということだ。
ドズル新型モビルアーマー・「ビグ・ザム」と宇宙攻撃軍の精鋭一個師団を率いてガルマの居る地球へ降りたかったが、ドズル・ザビ中将は宇宙要塞ソロモンの司令官にして栄光あるザビ家の三男であり、それもまた不可能な選択肢である。
そうとなれば、自分の信頼できる人物をガルマの元に派遣するのみである。ドズルは宇宙攻撃軍の部下の名前を思い連ねた。できれば軟弱な文官などよりも、カリスマ性のある武人の如きパイロットが望ましい。
シャア・アズナブルこと『赤い彗星』はガルマの親友であったが、この不敵なマスクの男は既に以前の戦闘で消息を絶っている。『青い巨星』ランバ・ラルは1週間戦争時のブリティッシュ作戦を不服としたため、予備役に編入してしまった。アナベル・ガトーは長兄ギレンの立案した作戦に参加するため、今時分はソロモンを離れており、その所在はギレンと参謀部の知るところのみとなっている。
「シン・マツナガはどうしているか?」
再びモニターに疲れた顔の側近が映る。
「新型機の慣熟を兼ねて、RZポイント宙域のパトロールをしています」
「構わん、呼び戻せ」
『白狼』こと、シン・マツナガ大尉。
彼に地球方面軍司令官ガルマ・ザビ大佐の特別警護――要はお目付け役としての任務が与えられたのは、それからわずか1時間足らずのことだった。
***
バーナード・ワイズマン伍長は月面都市グラナダへ向かう貨物船の中で目覚めた。
なにか夢を見ていたはずだが、それはあまりにおぼろげで、意識が戻る頃にはその内容を忘れていた。
中立コロニー群、サイド6への道は遠い。まず、ジオン領の月面都市グラナダで彼は民間人であることの証明書類を然るべき機関によって偽造してもらい、そこから同じく月に在る中立都市フォン・ブラウンを経た後、ようやくサイド6へと出発できるのだ。
バーニィは溜息をついた。あまりに突然な転属命令で、まるで休む暇もなかった。しかし、少なくとも今の状況では、MSに乗せられ出撃命令が下されることはない。バーニィは涎を垂らしていたことに気づき、慌てて口元を拭った。
貨物船には、本来のクルーを除けばバーニィ以外の人間はいない。クルーたちも彼らの乗務で忙しいのか話しかけてくる者はいなかったが、それはかえってバーニィの神経を使わなくて済んだため、幸いとも言えた。
『フラナガン機関』が一体なんなのか、それすらもバーニィは知り得なかった。戦時徴兵されて間もない頃、適性検査を受けた時に名前を聞いたことがある程度だ。
彼らの上官や、転属命令を伝えたジェーン・コンティ大尉に訊ねても転属の理由は判らなかった。ただ、最前線の「S.T.ポイント」送りになるはずだった自分が、後方の研究機関に廻されたということは、少なくとも戦闘中に命を落す可能性が低くなったのである。そのような楽観的な事実をバーニィは受け入れていた。でなければ大きな口を開けて、貨物船の中で余裕のうたた寝などできはしないだろう。
彼は第53独立機動戦隊に配属された頃を思い出した。口の悪い上官、いつも不機嫌そうな隊長。初めて搭乗したMS、『ザクⅡ改』。
それはやがて実戦の記憶となり、そして、あの3度目の出撃。 『ガンダム』との邂逅の場面に至った。
「…っ!」
鋭い痛みが、バーニィの脳を打つ。
久しぶりに宇宙に上がったせいなのか、いつ始まるかもしれない戦闘から解放された反動からなのか。とにかく酷い頭痛だ。
たまらず、バーニィはなにか薬が無かったかと私物のカバンを漁った。軍医が処方する薬はなにか危険な成分が混入してあるというウワサなので、彼は一度も服用したことがなかったが、その痛みはどうにも抑えられようが無かった。視界はぐるぐる回りはじめ、バーニィは吐気がした。
ふと、バーニィの手が止まる。
カバンの中に1冊の書類が入っていたのを見つけた。それは、ごく短い訓練期間中に渡された新兵用のモビルスーツ操縦マニュアルであった。といっても、バーニィはほとんど中身を読んだ記憶が無い。
バーニィがこのようなマニュアルに頼らずともかつての乗機『ザクⅡ改』を乗りこなせるようになったのは、幾度ものシミュレータ(及び上官の罵声と拳骨)、そして何より実戦を経験してこそのものだ。
とはいえ、このような資料は当然軍事機密であるから、不要になった時点ですぐに回収して処分しなければいけない。モビルスーツの運用は、今大戦の勝敗を分ける最大の焦点であるから、操縦マニュアルが敵の手の内に渡るのは極めて危険であった。鹵獲されたMSが戦力として敵軍に加えられたり、ジオンの培ってきた技術やアイデアなどを流用される恐れがあるからだ。
だが、このマニュアルは回収されることはなかった。なぜだろう? バーニィは疑問に思ってパラパラとマニュアルを眺める。
解説にあったのは、もはや旧式といわれるザクⅠ型のモデルだった。MSの基本動作には触れてはいるものの、記述されていることはMSパイロットとしてはごく当然のことで、兵器というよりは人型土木作業用ロボットの運転方法に近かった。開戦直後には確かにもっとも秘匿すべき情報だったかもしれないが、今や連邦にもMSの量産体制が整いつつある。もはやこれを熟読したところで情報などが漏れる心配は無い。
むしろ今となっては、このようなマニュアルを見られたら、連邦軍の物笑いの種になるのではないかという、あらぬ心配をしてしまうほど時代遅れの内容だった。
――まぁ、戦争を夢見る少年が、MSを動かせるレベルのことくらいはかろうじて書いてある。そんな状況などありはしないだろうが――
自分でもよくわからない例えを考えて、バーニィは操縦マニュアルをカバンの中にしまいこんだ。
MSが実戦に投入されて、まだ一年にも満たない。このマニュアルがあっという間に時代遅れになったように、MSの性能、そしてMS戦術論もどんどん進歩していくのだろう。そしていつかはMSに取って代わる新たな兵器が現れるだろう。人間が戦争を続ける限り、人間としての種が存続する限り、それは避けられない。
果たして、自分はこの戦争を生き延びることができるのだろうか? 輸送船のガラス越しに見える宇宙の星々は、その問に答えることなく、いつものように瞬いていた。
頭痛は、いつの間にかに治まっていた。
【ピロー開封】×4
[R]カスタム 操縦マニュアル<GET!>
[C]ジオンメカ ザクⅠ・スナイパー<GET!>
[R]連邦メカ ガンダム(アムロ・レイ専用機)
[U]ジオンキャラ シン・マツナガ<GET!>
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